11月20日(月)、朝方は雨が降り、時々日は差すものの雲の多い一日になりました。秋の深まりを感じる一日でしたが、4年生は社会科の学習で佐野川用水の見学をしたました。案内のお願いしたのは、元伯耆町教育長の妹尾千秋さんです。

 毎年この時期に会見小の児童と一緒に社会科見学を行うのですが、今年は発電所の工事の関係で用水路の水を止められないということで、会見小は見学をやめられましたので、本校児童だけで行ってきました。

 佐野川用水は、溝口の中祖から取水し、岩立の発電所を経て、岸本の坂長の先の長者原、南部町の西原や諸木、天萬さらにその先の米子の日原まで、実に460ヘクタールというたいへん広大な農地を潤しています。この用水路の開発がはじまったのは今から400年前のことで、田住の吉持家が中心となり、250年以上もの苦難を経て今に至っています。

 写真の穴は、この開発でもっとも苦労したと言われる手掘りのトンネルです。

 私達の生活が、先人たちの血のにじむような努力の上に成り立っていることをしっかりと学習して、感謝の気持ちを持ちながら生活をしてほしいと思います。