7月26日(火)は今シーズンのプール納めでした。プールはかなり老朽化していて、シーズン途中に故障してしまうのではないかとヒヤヒヤしていましたが、なんとか頑張ってくれました。

 校長室に保存されている記録を見ると、現在のプールが完成したのは1971(昭和46)年8月20日で、今年でなんと51年目を迎えました。

 写真は8月20日に行われたプール竣工式です。児童会長がテープにはさみを入れているところです。写真をよく見ると、プールの後ろに小山があるのがわかります。実は現在のグラウンドになっているところは高さ10メートルぐらいの小山状の畑でした。その小山の一部を削り取ってプールが造られたそうです。

 すこし長くなりますが、本校100周年記念誌(昭和48年刊)に載っている5年生の安原加代子さん(プール完成当時は3年)の作文を紹介します。

「プールのことからお話しましょう。プールは昭和46年8月に完成しました。それまでの水泳といえば、こおろぎの朝鍋川まで泳ぎに行っていました。3キロもある道のりを暑い最中に歩くのは大変でした。みんなが待っていたプールができると、大喜びでいろいろな水着をきていっせいに飛び込みました。このプールは、運動場より10米も高い土地をブルトーザーで取り去ってつくったのです。長さ25米、4コースあります。これまで泳げなかった人もみんな泳げるようになりました。クロール、平泳ぎ、背泳ぎなどできる人がたくさんあります。(後略)」