8月9日(火)は南部町教育委員会主催の人権教育研修会が開催されました。前日夜のミカエルセミナー、この日の午前と午後に行われたオンライン講座のいずれかを全教職員が受講することになっています。

 講師は元大阪市立大学教授の上杉聰先生です。上杉先生は被差別部落の歴史研究がご専門で、先生の被差別部落中世起源説が現在の教科書などに採用されています。
 以前は、部落差別は江戸幕府が作ったものという説が有力で、身分制度が上から「士農工商」という順番で存在したと学校でも教えていました。しかし、現在では自然発生的に中世(平安時代~戦国時代)に成立し、その後、江戸幕府など支配者が利用してきたと小・中・高の教科書にも記述されています。
 人権については時代とともに歴史的な捉えが変化したり、新しい人権課題も生まれていきます。教職員も常に研修しながら認識をアップデートしていきたいと思っています。