12月16日(金)の1校時目、1年生の教室では算数の学習をしていました。

 今日は、「0の たしざん と ひきざん」で、ホワイトボードに書かれた0のたし算をノートに書いて計算をしていました。あっという間にできて「かんたんだよ!」という声も聞こえてきます。「そうだね、全部答えはかわらないね…。」と担任の長田先生が応えます。
 計算は簡単にできるのですが、実は「0」の世界は奥が深いのです。2学期末のこの時期にやっと0を使った計算が登場するのは、「なにもない」という「0」の概念はわりと難しいからです。
 事実、数字の歴史の中で「0」が登場するのは結構最近のことです。他の数字は1万年〜6000年前に、世界の文明の発生と共にさまざまな数字が生み出されましたが、「0」が数字として計算に使ったのは、約1400年前のインドの数学者だったと言われています。
 学年が上がっていくにつれて、0のかけ算やわり算が登場しますが、その概念のさらに難しくなっていきます。