「旧校舎から新校舎へ」その2です。

  1988(昭和63)年刊行の学校文集「さわらび」24号に、当時の小谷勢津子教頭先生の「緑の丘に赤い屋根」という文が載せられています。当時の様子を引用させていただきたいと思います。

「7月23日の水道、電気、ガス工事をかわきりに、翌日のPTA奉仕作業によるひょうたん池の鯉移し、炊事場、印刷室、住宅、用務員住宅などの片付けと移転作業、26日からの業者による解体作業、庭木移動、築山くずし、安原さん所有の買収用地の整地など、夏休みに入ると予定通り進められた。」

 
*旧校舎の南側にあった教員住宅は、新築工事の前に取り壊されました。

「8月1日の縄張り頃から、校庭に建築資材が積まれ、人夫さんの数も増え、現場主任の奥さんや工事技師の二宮さんが忙しく立ち回られるなど、建築への力強い息吹が感じられた。夏休みが終わるころには基礎工事もすっかり終了し、2学期に入ると、図面を思い出して「あそこは〇〇室になるよ。」とか「狭そうだけれど廊下だろうかな。」などと子どもたちや先生方の話題になった。」
*現在のトイレ、3・4年教室、家庭科室の基礎部分でしょうか。