つづいて学校文集「さわらび」24号からの引用です。

「9月12日から足場が組まれ、14日の建前には、外材の白い柱が立ち並び、赤い鉄骨の梁や小屋組みが混じり、はじめは四角な鉄筋コンクリートの学校に見えたが、半月もせぬうちに設計図の形になった。」

「4日から赤瓦が敷かれると、池野側から見ても、反対の鶴田側から見ても屋根が3つ重なってとてもかっこ良く、外見上は今までの学校のような暖かみのある風格をそなえた建物に見えた。聞くところによると、三重の屋根は精山教育長さんの好みであったとか。」


「10月7日から窓枠づけ。17日のガラス入れに続いて内装も始まり、下旬になると床張り、間仕切り、その他の造作など今までと違った機械の音が聞こえ、深夜の突貫工事も毎晩のことで、その工事が数か所になったりするとテンパールの落ちることが度々であった。」
*現在の図書館(新築当時は図書コーナーとワークスペース)と2年教室でしょうか。